インターフェア対策

無線の大敵インターフェア(電波障害)。当局でも送信テスト時にはテレビやアンプに相当強く入りました。何しろアパートで50W(移動局制限)出しており、テレビのアンテナ(これは見たところ腐っていて稼働しているか不明)とアマ無線アンテナエレメントとの距離は2メートル程度しかありません。しかもこのテレビアンテナの工事は全くのド素人がやったとしか思えない300オームのフィーダーをバランなしで75オーム同軸に直結して延長し供給しているというものです。(結合部はテーピングがボロボロになり、心線剥き出しで腐っており、このアンテナが機能しているのかは不明なのです。)

もっとも効果があったのが、これです。

ノイズ雷サージプロテクタSFU-005-3Pです。NTT開発&特許のチョークを使っているのが売りになっている製品で、まあそのぶん高い(7K〜8K円)のですが、勤務先に腐るほど余っていたのを1つ失敬しました。期待はなしにトランシーバと電源タップの間に入れるとウソのようにTVIは消えました。アパマンはまともなアースをとることが難しいので、当方もご多分にもれず、トランシーバからアースはとっていません。そうなると、アンテナから反射して行き場を失ったRFがコモンモードで戻ってきてACラインに乗ってしまうことが容易に想像できます。このフィルタは見事にそれをカットしたといえます。このチョークは元々通信機用に開発したものらしく、MF〜50M程度の周波数においてノーマル/コモンモードとも20〜40dB、特に1〜10Mでは30dB〜60dBのアイソレーションを確保しているようですね。

この製品の販促をするつもりはありませんが、雷サージプロテクタも入っていることを考えると入れておいて安心な製品だと思います。こちらのページではBCLでノイズ低下の効果が確認されているようです。

しかし、こういうFBな製品ですが、ハムショップなどに置かない商売のヘタクソさは相変わらずNTTですね。もっとも、ハムショップにおいたところで、そう数が裁けるものではないのですが。


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