デジタルオシロTDS3034の脱獄


はじめに

テクトロTDS3000シリーズは最近(2020)になってカタログ落ちしたようだが、1990年代後半から販売されてきたデジタルオシロで、世代交代の激しいデジタル機にあって、マイチェンしながら20年以上継続販売されてきた名器だ。

販売から20年以上経過しているため、一線を退いた個体が多いのだろう、ヤフオク等にかなり流れるようになってきた。
当時の定価で100〜200万円以上したものが、5万円程度で購入できるなら、同程度の価格のエントリー機よりかなり高性能でプロにも認められた同機は、経年故障のリスクと天秤ではあるが、買いだとおもう。
電解コンデンサを交換すれば完璧だ。

当方のTDS3034は、2005年頃ebayで25万円程度で購入したものだ。
当時はヤフオクに稀に流れても50万以上だったかと思う。

そんな名器TDS3000シリーズなのだが、第一線を退いた個体が大量に流れた結果、アングラに解析され、なんと100MHz機と500MHz機のハードは同一であり、設定(コマンド)だけで帯域拡大されることが発見されてしまったというのだ。

サンプルレートが増加するのはわかりやすいが、果たしてアナログ帯域まで拡大するのだろうか?

試してみた。

結果


Original TDS3034 Freq Response (100MHz=0dB)


改TDS3034 Freq Response (100MHz=0dB)

どちらもTDS3034最速となる2ns/divで条件を合わせたが、サンプルレートはOrigでは当然2.5GS/s、改では5GS/sになっている。

>=5mV/divの-3dB点が420MHz→600MHzと確かに伸びている。
1,2mV/divの帯域が狭いのは仕様だが、500MHz機の仕様は満たしている。

さらに...

アプリケーションモジュール(ドングル)も解析され、フルフィーチャーにできることも判明しているという。
改・TDS3034はこんな状態になった。

しばらくこの状態で使ってみよう。


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Created: 2020/11/09
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