ケース設計


外観はオーディオ機器には結構重要なので、まじめに作る。
市販品のシャシに組み込んでも良いが、今回は特注にした。市販品でも適当な大きさの箱はあるのだが、塗装やフロントパネルの文字入れに苦労するので。

部品配置でケースの基本的な外形が決まってくる。今回はパネルの大きさを小さくするため、長細い箱になった。
他のパーツと干渉しないように各コネクタの位置を決める。これにはCADが大いに役立った。

基板の設計にもいえることだが、入力から出力へ向かって一筆書きできるのが望ましい。交差は良くない。

CADにはフリーのJWCAD(Windows版)を使用した。Windows版でのライブラリ化がよくわからなかったが、電源トランスやRCAジャック、IEC電源コネクタなどはライブラリしたほうが良い。すべて実寸で入力する。他の部品との干渉がCAD上で確認できるので便利である。


ケース全体配置
DACボードとインタフェースボードの間にシールド版として1ミリ厚の銅板or真鍮板を挿入する。

フロントパネル
フロントパネルは3ミリ厚のアルミで、若干高価だが彫刻文字入れとする。文字消えの心配がない。
四隅のM3ソケットボルトにてシャシと固定する。これはアクセントでもある。
表示灯として、電源とサンプリング周波数のLEDを設置する。。
電源スイッチは頭痛の種だが、今回はオルタネートのプッシュSWタイプを使用し、スイッチノブもフロントパネルと同様の仕上げになるよう、ケースと併せて特注した。

シャシはMJ誌でおなじみのエヌテクノロジーに発注した。

JWCADデータ(dac.jww)



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